こんにちは、院長の宮野です。\(^_^ )( ^_^)/
キシリトールで虫歯予防できるの?ということでお話してきましたが、
今回は、本当に虫歯予防できているのかということです。
まず、現時点で確実なことというと、
1) 虫歯になる要素は、歯、細菌、糖分、時間の4つが必要です。
1つが欠けても虫歯にはなりません。
まず、細菌が糖分を溶かし、酸ができ、その酸が時間をかけ
て歯を溶かしていきます。それが、虫歯です。
2) キシリトール(糖分)は口腔内の細菌による酸の産生が
ほとんどないことから非う蝕性甘味料として知られています。
この2つがあげられます。
この2つからいえることは、他の糖分を摂取するなら
キシリトールという糖分を摂取した方がいいということがわかります。
ようするに、キシリトールが入っていないガムを食べるなら
キシリトールが入っているガムを食べた方がいいということになります。(^o^)v
しかし、市販のキシリトールガムに入っている程度のキシリトールでは、ほとんど虫歯予防できません。
キシリトールでは、虫歯予防できませんが、ガムをかむことによって唾液がでます。
その唾液が虫歯予防になっているのです。(>_<)
そして、現在の所、キシリトールの再石灰化促進作用は証明されていません。
ガムをかむことにより分泌される唾液による歯の再石灰化効果はありますが、
それは「キシリトールそのもの」とは関係がありません。( ̄◇ ̄)
と、いうことです。
ですからキシリトールだけでは虫歯予防効果は思った程ありません。
そういったいろいろなことをしていかなければ
虫歯予防はできません。
みなさん、ガムだけでは無理です。
頑張って虫歯予防していきましょう。\(^_^ )( ^_^)/