Nd:YAGレーザーによって、通常の器具では届かない根管の深部まで治療ができるため、殺菌効果がより期待でき、また再発防止にもなります。
●そもそも根管治療とは?
「歯の根っこまで虫歯になっています」といわれたことはありませんか?
虫歯が深く進行し、根っこ(根管)まで達している場合、歯の根の中まできれいにして治療をする必要があります。それが根管治療です。
歯の表面を治療し、歯の神経を取ったあと、神経が入っていた根管をきれいにします。そして、根の先まで薬を入れる処置を何週間かに渡り繰り返して、細菌を除去し、根管を徹底的に消毒します。
●一般的な根管治療
根管清掃用の器具や薬剤を使って細菌や感染物質により汚染された根管を物理的に除去消毒をします。
しかし、根管の奥の場所や側枝と呼ばれる細いトンネル内などに存在する細菌や感染物質まで取り除くことは出来ません。
●最先端レーザーによる根管治療
通常の器具を使った清掃・消毒に加え、根管の中にレーザーを照射します。
レーザーの先端は、非常に細くて柔らかい光ファイバー形式のため、狭い根管の中に差し込む事ができ、通常の清掃器具が届かない根管の奥や側枝まで、殺菌・蒸散・乾燥などの処置ができます。
レーザー照射により、通常の治療では難しい細菌や感染物質などの除去が可能なため、早く治ゆし再発を防ぎます。
※文献「感染根管の一回治療におけるPulsedNdYAGレーザー照射効果に関する病理組織学的及び臨床的研究」昭和大学歯学部歯内療法学講座
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